Letters from Midorikko

ミュンヘン近郊での山・草花・手作りの記録

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Winter Wunderland 雪山登り

こんにちは!ぼくミドリッコです。

 

山好きのバイエルン人たちは、春夏秋冬いつだって山に行きたい、自然をそばに感じたいという生き物。

かんかん照りであろうが、多少雨が降っていようが、たんと雪が積もっていようが、山に行きたいもんは行きたいんです。そして四季折々の楽しみ方を知っています。

 

週末の朝に早起きをして山登りグッズとお弁当を持ったら電車に乗っていざ行かん山へ!たいてい中央駅には同じようにこれから山へ行くリュックを背負った人たちで溢れています。

 

今回、我々が目指したのはSchlierseeという湖を山裾に望むBrecherspitz、高さ1683mの山です。

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この斜面をずーっと登っていきます。足元はもちろん雪用登山靴ですがその上から更にSchneeschueといって現代版雪駄のようなものをはめて進みます。

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結構な傾斜。上からはスキーで降りてくる人も多く颯爽と滑っていく姿が凛々しい。

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汗をかきかき登ると素敵な眺め。お天気に恵まれて、山々がよく見えます。山頂まではこのあと細い細い尾根道を行かなければならなかったので、雪山初心者の私に合わせて今日はここまで。

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 それにしても、初めてにしてこの景色を手に入れられた爽快感と達成感。そして壮大だけでは言い尽くせない高さと蒼さです。バイエルン州の州旗が青と白なのもよく分かる気がしました。

 

下山後はもちろん待ちに待ったお昼ご飯とSki-Wasser。Ski-Wasserはスキー場内のレストランに必ずあるピンク色の謎だけれど運動後に飲むと格別美味な飲み物です。色が綺麗で甘いけどスッキリと乾いた喉を潤します。

 

もともと山好きの父がいつも家族を山に連れて行ってくれました。

山で隠れん坊をしたり缶蹴りをしたり。母のおにぎりにはいつも何故かラッキョウがお漬物と一緒に添えられていて、そのラッキョウがまた格別に美味しかった。そんなことを思い出しながらの生まれて初めての雪登山の経験でした。