Letters from Midorikko

ミュンヘン近郊での山・草花・手作りの記録

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Alle Jahre wieder  再び冬到来!

 こんにちは!ぼくミドリッコです。

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12月恒例のクリスマスクッキーを焼いていおります。


 

季節はふたたび一巡りして冬です。

2週間ほど前から雪が降り気温も深夜はマイナス10度代に!

ベランダのハーブ園も寒さですっかり様変わり、他の植物も室内に避難しています。

おかげでその室内は定員オーバー気味ですが、少しクリスマスを意識したキャンドルやミニサンタ、イルミネーションを飾り付けて、クリスマスを祝う気持ちというよりはさあ年の瀬がやってくる!と自分に言い聞かせています。

 

10月は日本から家族が遊びに来たので、秋晴れの中を山へハイキングへ行ったり、街ブラをしたり、また列車でオーストリアへ行くなどして自由な時間を謳歌させてもらい、さて本来の職探しに戻ろうかとしていた11月、有難くも面接に呼ばれ、その面接を通過後さらなる英語面接も通過して、一件内定が決まりました。晴れて12月から会社員か〜社食美味しいかな〜など浮かれていました。

 

ところが!

滞在許可証と労働許可証のいわゆるビザに罠が…😭

務める会社との間で交わした雇用契約書と、会社側に出してもらう就労証明書というものをたずさえて外国人局へ「労働ビザ」の申請に行きました。すると、一週間足らずで手紙が来て「許可できません」と通知があり、なにか書類に不備があったのかなと思い外国人局へ出向くと一言、

 

「あなたのお仕事、フルタイムで無期雇用だけど派遣だから許可できません。派遣労働契約で外国人は労働許可を取得できません。§40 Abs.1 Nr.2に書いてるでしょ?」

 

フルタイムで無期雇用であれば申請条件を満たしていると思いきや、完全に盲点でした。

ドイツの人材斡旋兼派遣会社に登録をしていたので、そこから会社紹介を受けて面接へ出向き内定が決まったと喜んでいたら、派遣会社も外国人労働者は派遣労働でビザを得ることが出来ないとは知らず、私を先方の会社に紹介してそこへの派遣が正式に決まった後で衝撃の事実が発覚。人材派遣会社は相当バツが悪かったようで、なんとか意地でも私を派遣しようとしましたが、ビザが無いものは無いので泣く泣く見送ることに…

 

しかし!

はたまた10月に遊びに来た家族がどんな強運を私に残してくれていったのか、新たに働き口が浮上。

フルタイムでなくパートタイムで、無期雇用でもなく試用期間半年そしてその後に正式採用が決まるという私の希望条件にぴったりでは無いものの、日独交流の一助となりまた日独翻訳作業などもある仕事に内定が決まりました。こちらは直接雇用なので、ビザも取れること間違い無し!上司がその道のプロでもあるので、ビザ取得に協力的であることもありがたいことです…今まで働いたことのない業界ということもあり、今から緊張と不安に押しつぶされそうですが、おろおろか細い声ではなく図太い声を出して前進していきたいと思います。

パートタイムのため、これまで続けてきた本屋さんのアルバイトも並行して続けることが可能となり、一度に二業界を覗けるなんて一挙両得!ということにしてドイツの労働環境に慣れていけたらと思っています。

 

渡独して一年と二ヶ月、ようやく働きたいと思えるところに身を置くことができ、新年を前に一安心です。

来年からはドイツで「働く」という新たな一面がどんどん開けてくる新しい年です。

 

まだあと一週間ちょっと、いずれは本業にしたい工作&手芸をしながら精気を養いつつ、頭の体操を始めていきたいと思います。

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アールグレイの葉っぱ入りバタークッキーはアイシングのレモンの酸味とよく合います◎