Letters from Midorikko

ミュンヘン近郊での山・草花・手作りの記録

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Bevor der Frühling kommt... 春が来る前に

こんにちは!ぼくミドリッコです。

 

先々週までは重たいダウンジャケットに身を包んで、まだ仄暗い通勤路をとぼとぼ歩いていましたが、今週からは少し薄めのコートにロングブーツもショートブーツに換えて、少し明るくなった空を見上げながら出勤しています。

鳥の鳴き声も朝から賑やかでもう春の予感でいっぱいです。

 

日本ではこの時期、梅や木瓜が綺麗だろうなあと学生時代によく通った京都は北野天満宮の花々を思い出しています。

 

さてさて、春への期待が膨らむ一方で先週末は冬を満喫すべくスキーへ!

遥々北ドイツからスキーをするために私たちの友人もミュンヘンにやってきました。

ミュンヘンはアルプスの山々にとっても近く、車で一時間半ほど走ればそこはもう山。

アルプス山脈はドイツ、オーストリア、イタリア、スイスにまたがっていますが、ミュンヘンからみてこの国々はいわばご近所さんのようなもの。「ちょっくら山へ行ってくる」というときには「ちょっとイタリアへ」「ちょっとオーストリアへ」という意でもあり、軽々と国境を越えていく感覚に最初は驚き続き。

「山に行くよ」と言われると必ず「パスポートは要る?」と聞き返します。

 

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今回私たちがスキーへ行ったのもオーストリア!

朝、スキー用具を車に詰め込んでいざオーストリアへ出発!

やっぱり皆さん考えることはおんなじでスキーをしに出かける人たちで道路は少々混んでいました。オランダからスキー休暇にくる人も多いらしくオランダナンバーもずらり。

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雲ひとつない青空。

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みんな日光浴が何よりも大好き。

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昼食をとりながらもこの眺め。

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南瓜と羊のチーズがのったフラムクーヘェンという名の薄いピザ。

 

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チーズ団子入りスープ。チーズがとろけて身体もほかほかに。

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今回滑ったゲレンデ。

私がスキー初心者ということもあり、なだらかで起伏の少ないゲレンデを選んでいただきました。私のスキー歴は、中学生のときに一度と高校生のときに一度、それ以降はドイツで一度、昨年オーストリアで一度滑ったきりで今回がなんと人生で5度目。

 

2、3歳のスキー教室の子どもたちがビュンビュン私を追い越して風を切っていく傍、人生5度目にしてこれだけ滑れるようになった自分を自分で鼓舞しつつ、私の後ろから「右!」「左!」「バランス崩してもこけないよー!」と叫んでコーチしてくれた彼(5歳でスキーを始めたかなりのスキー上級者)の努力も甲斐あって、最後は一度も転ばずに完走できました。

なにごとも、この「成功体験」って大切ですね!

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「私、滑れた!」という喜び。

前回、前々回に比べてこける回数が減ったとはいえ、帰りの車ではヘトヘトに。

スキー靴を脱いだ瞬間の開放感ったらありません…車に揺られながらいつのまにかウトウト…

 

そしてふと目覚めると、夕暮れ時の山々が湖に反射していました。

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Ein herrlicher Tag war es!

夕暮れの空にもどこか春を感じながら、あ〜楽しかった、もっと上手に滑れるようになりたい、と素直に思った1日でした。