Letters from Midorikko

ミュンヘン近郊での山・草花・手作りの記録

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Der Lenz ist da! 春爛漫!からの夏 〜5月編~

 こんにちは!ぼくミドリッコです。

 

昨晩はMichael Patrick Kellyというシンガーのコンサートに行ってきました。会場が暑すぎてみなさん汗だくサウナ。でもとてもええ声でした。

 

さて、昨日に引き続き今日は5月編です。

 

  • 初めての薔薇の国ブルガリア!ブルガリア第三の都市バルナへ旅行

ブルガリアといえば、琴欧洲関の故郷。

そして北にドナウ川を越えてルーマニア、南にトルコとギリシャ、西にセルビアとギリシャをのぞむ土地面積が日本の4分の1の大きさの国。今回は首都ソフィアでなく、黒海沿岸の第三の都市バルナの旅行記です。

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バルナ空港の外観はカラフル。

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まずは両替から。通貨は「レフ」1レフ=およそ50セント。

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ブルガリアのおビールは程よい苦味で美味しい。



さて、ここからはお魚天国バルナの美味しい海鮮たち。

ミュンヘンで抱いていたお魚への憧憬がここで思いっきりはじけます。

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海老ちゃん〜と言いながら食べた海老ちゃん。

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鯛の一種の丸焼。

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付け合せはオリーブオイルたっぷりの焼き野菜。

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たっぷりバターでソテーされた山盛りムール貝。

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ミュンヘンではまず食べられない山盛りキビナゴフライ。

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長きに渡って旧ソ連の衛星国家だったブルガリアは経済的に豊かな国ではなく、特にバルナは夏の観光産業で成り立っている街ですが、実際の様子はというとローマ時代の浴場遺跡が街中にそのまま残っていて、そこで猫の親子が寛いでいたりカモメが門番をしていたりと、なんだかとてもゆったりした時間が流れていました。ところどころ廃墟のまま手を付けられていない建物や舗装が壊れたままの歩道があるものの、そんなの気にしないという風にそれぞれが日々を楽しんでいるように見えました。
何よりバルナの野良猫たちの綺麗なこと。きっと、美味しいお魚を食べて公園でゆっくり生活しているんだろうなあ。(猫になりたい)

 

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バルナ市内の公園にある写真スポット。

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黒海を臨むカフェ。

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ブルガリア正教会の教会はお花に囲まれて。

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植物園にも行ってみました。

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店員の女性が丁寧に解説してくれたのでローズウォーターと香水を。

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夕方のビーチ。


宿泊したホテルが黒海のすぐそばだったので、最終日には朝日を見に行ってきました。

海の向こうはもうアジア。少し故郷日本に近づいた気がします。

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旧東ドイツの人たちは、夏になると休暇を過ごしにブルガリアに来ていたそう。

そのためブルガリアでは英語よりもドイツ語を解す人も多く、看板表記などもブルガリア語の次にドイツ語、英語、ロシア語の順番。また、リタイアしたドイツ人はここブルガリアへ移住してブルガリア人ヘルパーさんを雇って老後を過ごす人も多いそう。

また反対に、仕事がないブルガリアからドイツへ渡るブルガリア人の若者も多く、帰りの飛行機で同乗したブルガリア人男性は、ミュンヘンに着くと奥さんと子どもの出迎えを受けていました。おそらく家族全員でミュンヘンへ移住して、お父さんだけ一時帰国していたようです。

リタイアしたドイツ人はブルガリアへ、仕事を求める若いブルガリア人たちはドイツへ。

美味しいお魚を食べて、猫に憧れて、ヨーロッパの格差を少しだけ垣間見た旅でした。

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